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紹介
管理人も何を隠そう津軽の出身ですが、周りの話を聞くと
やはり日本語とは別の言語らしいです。

私自身は標準語と使い分けていたので特別意識した事はなかったのですが、
パッソのCMにあるように全然違う国の言葉に聞こえてしまうらしいですね。

青森に新幹線も開通し、津軽弁も衰退する一方ですが、
私自身も忘れないように講座を開いてみました。
(既に忘れている事もありますが…)
 
 
津軽弁とは
大和言葉をベースにアイヌ語が混じっているようです。
他にもいわゆる東北弁なども混じっているため、津軽弁じゃなくて
東北弁じゃない?みたいなものもあります。

単に津軽弁といっても、地域によって若干の違いがあります。
私自身は青森から弘前や五所川原方面のねぷたが有名な地方の出身です。

さておき津軽弁は基本的にめちゃくちゃ早口です。
また、標準語のカ行やタ行が濁音に変化した言葉が多いのが特徴です。

濁音変化以外にも「シ」と「ス」や「チ」と「ツ」、「ジ」と「ズ」の発音は
両方の中間のような表現になります。
 
 
パッソのCM
最近、パッソのCMで津軽弁が使用されていますね。
私自信も仕事の関係で他県を放浪していますが、
確かに日本語じゃないように聞こえます。

正直、生粋の津軽人ですら聞き取りづらかったです。

↓な感じで話しているみたいですね。

 仲里依紗  :わのかでパンすけるめに鍋さフォンデュせばうだでぐめよ〜。
 森山中大島:せばだばやってみら。

訳すとこんな感じです。

 仲里依紗  :私の固いパン(=転じてフランスパン)湿気る前に鍋でフォンデュすればとっても美味しいよ。
 森山中大島:じゃあやってみる。

次からはあなたにも聞こえるようになっているはず?
 
 
ねぶたとねぷた
祭りには「ねぶた」「ねぷた」の2種類あるのはご存知ですか?
だいぶ浸透してきましたが、一応おさらいしてみましょう。

「ねぶた」青森市で行われる祭りの事を指し、立体的で人形型が主な形をしています。
「ねぷた」青森市以外で行われる祭りを指し、扇型で平面に鏡絵と見送り絵が
描かれているのが特徴です。
五所川原もねぷたですが、立体的な形をしています。

ねぶたとねぷたの違い以外にも、掛け声が地方で変わってきます。
一例だと、青森ねぶたは「ラッセラー ラッセラー ラッセラッセラッセラー…」、
弘前ねぷたは「やってまれ やってまれ…」、五所川原ねぷたは「ヤーヤドー…」となります。
 
 
特有の食べ物
津軽では、以下の特有の食べ物があります。
どれも美味しくて昔から大好きです。
レシピは母に聞きながら少しずつUPしていこうと思います。(そのうちね)
 
卵味噌
ホタテ貝の殻の上で濃い目の味噌と卵を
少な目の水で混ぜて焼いたものです。

昔はよく病気の時などに祖母が作ってくれていました。
私の中で一位二位を争うおいしさです。

今は飲食店でも出されるポピュラーな食べ物になりました。
 
けの汁
間違っても毛が入っている訳ではありません。

粥の汁が訛ってけの汁になったらしいです。
賽の目に切った根菜類や豆をたっぷり煮込んだ味噌汁で、
具だくさんで色々な味がしてとってもおいしいです。
 
じゃっぱ汁
タラやサケ等のアラを使った汁物。
以外と良い出汁が出て、とってもおいしいです。
 
イカメンチ
イカの足(ゲソ)をたたいてみじん切りのたまねぎを混ぜ、
コロッケの形にして揚げたもの。
ゲソの触感と風味がおいしいです。
 
こあえ
つぶやにんじん、糸こんにゃくやタラのコなどを
酒としょうゆと出汁で水分がなくなるまで煮たもの。

お酒のつまみでよく食べられますが、昔はその独特な味が
苦手でした…
 
 
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