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意味間違い
確信犯
それは悪い事だ!と確信して行う犯罪を指す言葉ではない。

道徳的や宗教的、政治的信念に基づいて、正しいと思って行われる犯罪が正しい使われ方。
よくドラマで見かける、この国を正すために行われるテロなどがそれに当たる。
 
煮詰まる
行き詰る事でよく使われるが、十分に議論や検討を重ねて結論が出る状態を指す。
おいしい煮物を作るには煮詰める必要があります。
それはまずいですか?
 
閑話休題(かんわきゅうだい)
話が本筋から外れた場合に使われる意味ではない。
外れた話から本筋に戻る場合に使うのが正解。
 
知恵熱
難しい事を考えすぎて頭がオーバーヒートした場合に使われるが、一切関係ない。
乳児に見られる原因不明の発熱の事。
知恵熱の出ている人の年はいくつだろう?
 
さわり
よく曲の冒頭を聞く場合に使われるが、本来は一番盛り上がるところ、クライマックスを示す。
対象の事がよく分かる場所がさわりである。
 
失笑
よく笑いがなくなる際に使われるが、本来は笑ってはいけない場面で笑う事を指す。
 
吝かでない(やぶさかでない)
快く請け負う意味とその逆の意味がある。
吝かの本来の意味が快く請け負う意味があるので、その意味を理解した上で
反対の意味として使うなら間違ってはいない。

しかし、対外「吝かでない」=しょうがない、仕方ない等の意味で捉えている場合は
間違っている事になる。
単純に「吝かでない」は快く請け負う意味、「吝か」でないはしょうがなく請け負う意味である。

使う側の意識が問われる難易度の高い言葉である。
 
気が置けない
よく遠慮してしまい、気を使ってしまう間柄に対して使われるが間違い。
逆に、遠慮せずに打ち解ける間柄を指す。
 
〜ぶる
偽善者ぶる等の言葉を聞くが、偽善者ぶるとは偽善者ではない事を指している事になる。
〜ぶる、というのは本来そうでないものが装う事なので、間違えないように。
偽善者に使いたいなら善人ぶる、善人面や偽善者と直接表現しよう。
 
情けは人のためならず
よく助けると本人の自立に良くない、という意味で使われるが、大きな間違い。
情けをかけておく事で、いずれ自分に巡ってきて良い事が起こるという意味。
 
おあいそ
よく会計時におあいそ、という客がいるが、おあいそはお愛想と書く。
これは店側が「お愛想がなくて申し訳ない」と断りながら勘定書を渡していた言葉である。

客がおあいそ、と言うということは愛想が尽きたから早く清算をお願いしてしまう
失礼な言葉となる。
かっこつけずに素直にお会計お願いします、と言うと良いです。
 
天は人の上に人を作らず人の下に人を作らず
人類は皆平等だ、というのは勘違い。

これは、生まれた時は平等だが、学問をする者は優れた人となり、
しなかった者は劣った人となるから学問をしよう、という意味。
 
 
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