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集団心理実験
ソロモン・アッシュという心理学者が行った実験が、いかに人が集団心理に
影響を受けているかが分かる。

model:―――――――――
A      :――――――――
B      :―――――――――
C      :―――――――

modelと同じ長さのものはどれか?というものなのだが、アナタに分かるだろうか?
ひねくれ者以外は誰が見てもBなのだが、これがBではなくなる瞬間がある。

まず、被験者1人とサクラ役6人を集める。
サクラ役6人にはAと答えるように指示を出しておく。
そして肝心の問題は、サクラ役6人が答えた後に被験者1人に答えさせる。

サクラ役が全員答えた後に被験者の回答を聞くと、なんとAと答えてしまう。
これは、同調現象によって被験者が個人でどう思うかより集団の意見
合わせてしまった結果である。

だが、これは必ずしも作用するものではなかった。

アッシュが実験の結果を受けて述べているが、自分自身に自信がある人は
他人の意見に左右されずに発言する。
ということは、他人に左右された人は自分に自信がなく集団に屈しやすい、
という特徴が当てはまる事になる、という。


この同調現象は文化集団のあり方によって変わってくる。
特に日本は同調現象が起こりやすい社会であると言える。

上司に逆らいづらい、周りと合わせないと変な目で見られる、などなど。

もしかしたら、これが集団の中で突出できる才能があるか見極める判断基準
なるかもしれませんね。
 
 
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